カリスマ


次はこの黒沢作品を鑑賞。

カリスマ

2000年公開。

人質籠城事件で事件を担当した刑事
薮池は犯人と人質の両方を助けようとしたが
結果、両方とも死なせてしまい心に深い傷を負う。

上司から休暇を言い渡され
たまたま入った森で1本の「カリスマ」と呼ばれる木に出会う。
その木は、根から分泌する毒素で周りの木を枯らすことから
その木をめぐり伐採を主張する者と
カリスマを守ろうとする者との激しい闘争に巻き込まれていく。

という話。

何だろう、主義主張の違いによる争い
または資源の奪い合いみたいな話に感じて

もののけ姫

みたいな話だなと思った。

・植林の邪魔になっている「カリスマ」の調査をする中曽根、坪井。

・亡くなった院長の意思を継いで「カリスマ」を頑なに守ってる桐山。

・森全体を守るために「カリスマ」の存在は危険と主張。
 1度、森全体を枯らして0から森を再生しようとしている神保。


3タイプの人間と、つかず離れずの関係を続ける薮池だったが・・・

カリスマ=ストレートに利権、資源と同時に
     アイデンティティ、絶対的な答え。

カリスマが出す毒素=周囲への影響力。

森=属するコミニュティ。縛り


森というコミュニティの中で
さらに小さい3つのコミュニティに属する人間達が
互いのアイデンティティを否定し争っている。

まぁ元々が籠城犯と人質の両者を生かしたいっていうスタンスだし
また刑事ということもあって、特定の所に肩入れっていうのは
薮池的にはできなかったんだろう。

最終的に薮池は

自分はあるがままの平凡な人間でいい
特別な木なんて1本もなかったし森全体というものもなかった。


という境地に達する。

カリスマがなくなり混沌とする森の中・・・
薮池が街に戻ろうとすると
街も火の海になっていて銃声みたいのが聞こえたり・・・

終末的な終わり方だったけど

薮池が2代目のカリスマとして世話してた木を爆破した後の

多分、これからが始まりです

というセリフに、ポジティブな感じを受けた。

それなりの犠牲を生じるけど
これから世界は新しく生まれ変わるみたいな。

制作、公開されたのは今からだいぶ前だけど
現代社会、特にここ数年の日本国内
世界情勢とダブるところがあって面白かった。

まぁ・・・

本作で俗世間的な人物(あるがままの平凡な人間)神保美津子の妹
千鶴のスタンスが正解なんだろうね。
※金を奪って逃げたのはいいけど
 結局最後は殺されちゃったけどね(苦笑)

カリスマが燃やされた直後に出てきたキノコ?キノコ雲みたいのが
印象的だったな。あれは原爆?核兵器を表現したのかな?

P.S.
前半、首つり死体を見て笑いだしたり
タララ、タララ、タララッタッタ~♪って歌いながら歩いたり
薮池(役所広司)、事件のショックでおかしくなったのかと思ったら
あ~なるほど、毒キノコ食べてトンじゃってたのね(笑)

本作、インディ・ジョーンズからインスパイアされてるらしい。
マジっすか!?(笑)


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